愛知県名古屋市瑞穂区を拠点とする株式会社ヒビキは、全国の商業施設において電気設備工事、空調設備工事、衛生設備工事、消防設備工事を手がける総合設備工事会社です。2024年に入ってからも建設業界全体で工事費の高騰が続いている中、特に設備工事費の上昇は商業施設の運営や新規開発に大きな影響を与えています。
 
本記事では、設備工事費高騰の実態と商業施設への具体的な影響について、最新の統計データと市場動向を基に詳しく分析いたします。
 

 

設備工事費高騰の現状と推移


建設業界では2024年に入ってからも工事費の高騰が継続しており、特に設備工事費の上昇が顕著になっています。国土交通省の建設工事費デフレーターや各種統計データを基に、設備工事費高騰の実態を詳しく分析します。
 

設備工事費の上昇率と推移データ

みずほリサーチ&テクノロジーズの調査によると、設備工事費の物価動向は急激な上昇傾向を示しています。建築費指数における設備の指数値は、直近1年間(2023年7月~2024年6月)で約8.7%の上昇を記録しました。さらに注目すべきは、直近3カ月(2024年4月~2024年6月)に限定すると約8.1%の年率上昇となっており、今後のさらなる上昇の可能性を示唆する傾向となっています。
 
国土交通省の建設工事費デフレーターを見ると、建設分野全体の物価は直近1年で約4.4%の上昇となっていますが、設備工事費の上昇率はこれを大きく上回る水準です。電気設備工事においては、電線・ケーブルの価格が急激に上昇しており、主材料である銅の需要増や為替変動が主な要因となっています。
 

重要ポイント
設備工事費の上昇率は建設工事全体の平均を大きく上回っており、商業施設の電気・空調・衛生・消防設備の新設や更新において大幅なコスト増加が避けられない状況となっています。

 

資材価格の動向と主要因子

建設資材の価格動向を詳しく分析すると、設備工事に使用される主要資材の価格高騰が明確になります。特に電線・ケーブルについては、直近1年間で急激な価格上昇が発生しています。これは、脱炭素化社会の実現に向けてEVや再生エネルギー設備の送電線などで銅の需要が堅調に推移していることが主な要因です。
 
鋼管についても価格の高止まりが続いており、空調設備や給排水設備において使用される配管材料のコストが上昇しています。これらの資材価格高騰は、商業施設の設備工事において直接的なコスト増加要因となっています。
 

労務費上昇の背景

労務費の上昇も設備工事費高騰の大きな要因となっています。令和6年の公共工事設計労務単価は、時間外労働の上限規制への対応のために必要な費用を反映し、全国全職種平均値が23,600円となり、前年度から5.9%の増加となりました。
 
この労務単価の上昇は平成25年度の改訂から12年間連続となっており、特に直近2年は前年度と比較して5%以上の増加が続いています。2024年4月から適用された働き方改革関連法により、建設業では週休2日制と時間外労働の上限規制が導入され、労務費のさらなる上昇が避けられない状況となっています。
 

 

商業施設への具体的影響

設備工事費の高騰は、商業施設の新規建設から既存施設の運営まで、幅広い分野で深刻な影響を与えています。特に愛知県や名古屋市周辺の商業施設においても、この影響は顕著に現れています。
 

建設計画の延期・中止事例

建築費の高騰により、全国各地で商業施設の建設計画延期や中止が相次いでいます。2024年4月には、東京五反田の複合施設「TOCビル」の建て替え計画が延期となることが発表されました。また、名古屋栄にある「名古屋栄三越」は、2029年の複合高層ビルへの建て替え完成を目指していましたが、2023年7月に建設費の高騰等により計画を一時凍結することを決定しました。
 
これらの事例は、設備工事費の高騰が商業施設の開発計画に与える影響の深刻さを物語っています。特に大規模な商業施設では、電気設備、空調設備、衛生設備、消防設備などの工事費が建設費全体に占める割合が高く、設備工事費の高騰が計画全体の見直しを余儀なくさせています。
 

既存施設の運営コスト増加

新規建設だけでなく、既存の商業施設の運営においても設備工事費の高騰は大きな影響を与えています。定期的なメンテナンスや設備更新において、従来の予算では対応が困難な状況が発生しています。
 

照明設備更新

従来の水銀灯からLED照明への更新:機器価格の上昇に加え、工事費も大幅に増加

影響度:従来予算の1.3~1.5倍のコストが必要

空調設備保守

エアコン設備の定期メンテナンス:部品価格と技術者の人件費が同時に上昇

影響度:年間保守費用が約15~20%増加

電気設備改修

配電盤や幹線設備の更新:電線・ケーブル価格の急激な上昇が直撃

影響度:材料費だけで従来の1.4~1.6倍に増加

参照:みずほリサーチ&テクノロジーズ「建設分野における物価等動向について」
 

愛知県・名古屋市での影響状況

愛知県や名古屋市周辺では、製造業の好調さを背景とした設備投資需要の高まりと、設備工事費の高騰が同時に進行しています。特に名古屋市内の商業施設では、半導体関連企業の進出や自動車産業の電動化対応に伴う設備需要の増加により、設備工事業者の選別受注が進んでいます。
 
株式会社ヒビキが拠点とする名古屋市瑞穂区周辺でも、商業施設オーナー様からの設備工事に関するご相談において、従来の予算計画の見直しが必要なケースが増加しています。特に全国展開する商業施設チェーンでは、統一された設備仕様での工事費格差が地域ごとに拡大している状況です。
 

今後の見通しと対策

設備工事費の高騰は2024年以降も継続することが予想されており、商業施設の運営や開発において長期的な対策が必要となっています。
 

設備工事費の今後の予測

建設物価調査会の分析によると、2024年問題による人材不足や輸送力確保などの課題は業界への影響が大きく、国内建設市場への影響は避けられないとしています。脱炭素化への投資や担い手確保・育成など、相応のコスト負担が必須であり、資材価格は引き続き上昇すると予想されています。
 
特に設備工事分野では、半導体工場やデータセンターといった設備工事の占める割合が大きい開発需要が中長期的に旺盛であることから、設備工事費の水準は今後も上昇傾向で推移する可能性が高いと考えられています。
 

商業施設運営者が取るべき対策

設備工事費の高騰に対応するため、商業施設の運営者は以下のような対策を検討することが重要です。まず、中長期的な設備投資計画の見直しと、予算の適切な確保が必要です。また、予防保守の徹底により設備の長寿命化を図り、大規模な更新工事の頻度を減らすことも効果的です。
 
信頼できる設備工事業者との長期的なパートナーシップを構築し、適正価格での工事実施や優先的な対応を確保することも重要な戦略となります。株式会社ヒビキでは、事故ゼロの継続実績と全国での施工経験を活かし、商業施設オーナー様の設備投資計画策定から施工、保守まで一貫したサポートを提供しています。
 

設備工事費高騰時代における戦略的アプローチの重要性

2024年から継続している設備工事費の高騰は、商業施設の運営において避けて通れない課題となっています。国土交通省やみずほリサーチ&テクノロジーズの統計データが示すように、設備工事費の上昇率は建設工事全体の平均を大きく上回っており、今後も継続的な上昇が予想されています。愛知県名古屋市を中心とした中部地区においても、この影響は顕著に現れており、商業施設の新規開発から既存施設の維持管理まで、あらゆる場面でコスト管理の見直しが求められています。このような状況下では、信頼できる設備工事業者との連携により、効率的で質の高い工事を実現することが、長期的な施設運営の成功につながる重要な要素となっています。
 


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